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駒場 廃寮に鼓笛隊鳴る冬の朝 |
油揚げ 逢ひみての後のうどんの油揚げ |
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冬最中 杉の木は百年前に曲がりけり |
陽炎の向かふ 七草の粥に小さきつぼみかな |
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フィットネス ニンジンとささげで祝ふ聖夜かな |
肝油ドロップ 片恋や背にちよんちよんゐのこづち |
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石 太刀魚を食う間に鰯雲消える |
サマータイム 夏の山帰りに猫の餌を買ふ |
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カラテカ 満ち足りて自分のためにむく林檎 |
おぼろ あなた嫌ひですひよ鳴いてをります |
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惜春 鍵束の鍵冬空に響くなり |
冬春
鉄村明美
大陸に江戸紫の毛皮かな |
| 色彩賦
喜蔵
風去つて猛く夕映ゆ雪野かな |
天国 でたらめな歌うたひをり冬銀河 |
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ふとつたふたり じゆんばんに崩るる山や神の旅 |
夢の田螺 地獄図の嗤ひは雪に跳ねだせり |
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腸詰とパセリ 炎症を貰ひぬ四人の僧侶より |
蓑虫 親友とかはしあふ嘘しんちぢり |
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只事 持ち込みで飲む杯や朧月 |
煮凝や此いじやうほざくと吐くぞ 持ち重りする人体や烏瓜 |